ケイマンS&ボクスター試乗

先週に引き続いてポルシェセンターに行ってきました。目的はケイマンSの試乗。あらかじめメールで問い合わせた所、「試乗車アリ」との事なので予約して行きました。


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試乗車は18インチホイール、PASM、スポーツクロノ、スポーツシート付きのTipです。走行距離はまだ250キロほど。


担当さんがケイマンSにキーを差し「どうぞ」と言って下さったので、乗り込みます。乗り込んでまず感じたのが、スポーツシートのぴったり感。サイズ的に私にぴったりで、程よく、そしてしっかりと体をホールドしてくれます。これは・・・想像以上に好印象です。また欲しいオプションがひとつ増えてしまいました。

シートをあわせ、ミラーも調整します。サイドミラーから見えるリアフェンダーの盛り上がりがとてもそそります。ミラーで左折の巻き込み確認をするたびに、「ケイマンSに乗ってるよ!」とちょっと興奮しそうです。

さて、エンジンをかけ、走り出します。

まず最初に感じたのは、「音」です。メカニカルノイズが大きく、極端に言うと電気自動車の様なイメージの音がします。担当さんに聞いた所、素のボクスターよりもボクスターSやカレラに近い音だとのこと。コレが「ポルシェ」の音なのでしょうか。悪いと言うわけではありませんが、外から聞いていたイメージと違うのでちょっと違和感を憶えます。

さて、経験少ない左ハンドルではありますが、Tipなので運転は極めてイージー。全くもって問題ありません。どんな速度域からも、踏めば瞬時に加速しますし、もちろん試乗程度でブレーキや剛性感に不満のカケラも感じません。ただ、やはり機械任せのシフトにはイメージとのずれを感じることが何度かありました。まぁ、この辺りはマニュアルモードや慣れで問題無いのでしょう。

PASMがついていたので、ハード側に切り替えます。すると・・・話には聞いていましたが、驚きました。一瞬で乗り味が変わります。かなり硬くなります。S2000と同じくらいの感じでしょうか。でも、S2000と違って最後の最後、ほんの少しだけカドが丸い様な、そんな気がします。

ちょうど先頭で信号にひっかかった時に何度か全開加速をしました。「想像を絶する」とか「背中を蹴飛ばされるような」加速ではありませんが、非常に安定して、安心してどんどん加速する事が出来ます。また、最初に気になった音も、とても情熱的なものに変化し嫌にも気持ちが盛り上がります。MTと違ってどんどんシフトアップしてしまうので、気をつけないとすぐにとんでもない速度になりそうです。



さて、次にお願いしてボクスターにも試乗させてもらいました。

こちらは2.7L、17インチ、PASM無しのMT。前回と同じクルマです。

外気温は8度です。少し寒いかな・・・と思いましたが、シートヒーターの威力を確認すべくオープンにして、ヒーターをONにして走り出します。

実は、「3.4LのケイマンSの後では、2.7Lでは不満を感じるのでは・・・」と思っていたのですが、結論から言って全く問題ありませんでした。ほとんど差を感じません。いや、あまりにも差を感じなかったのでちょっと調べて見た所、ボクスター(MT)の0-100km/h加速6.2秒に対してケイマンS(Tip)が6.1秒。3.4Lと言えどもトルコンATのハンデは小さく無いようです。

少し走っているとシートヒーターが暖まってきました。すると・・・これはすごい。極めて快適。風の巻き込みも少なく、この程度の気温であれば全く問題ありません。あまりにも快適すぎて、助手席などでは眠くなる・・・かもしれません。オープン好きには必須の装備です。

前回にくらべてかなり左ハンドルMTにも慣れたようで、ドライビングポジションやクラッチもほとんど違和感はなく快適でした。が、シフトの感触はやはりなじめませんでした。これは是非6MTを触ってみたい所です。

音に関しては好印象です。今回はオープンと言う事でこもった感じも無く、また、道路状況によってはビルなどに反射して帰ってきた音も耳に入り、ついにやにやしてしまいます。



アクセルを踏めば、遅くも無く、速すぎることも無く、ちょうどいい加速が手に入ります。ほとんど使い切る楽しさと、ほんの少しだけの余裕・・・そんな感じでしょうか。




「2.7Lにするか、3.2Lにするか」ずっと迷っています。2.7Lで不満はありません。ではなぜ迷うのか?それは、「S2000と比べて、速さ的に大きな差が無い」と感じるからです(従ってS2000にも不満は無いのですが)。S2000に乗った時はその速さに慣れるまでしばらくおっかなびっくりな時期がありました。しかし、ボクスターにはそれが無く、最初から普通に冷静に底まで踏み込むことができます。

せっかくの「ポルシェ」です。もっとすごい加速も味わってみたい。しかし、おそらく、実際買えるかどうか別として、素のボクスターからボクスターSは可能でも、逆は考えにくい(ある意味カレラからボクスターはありそうですが)。つまり、今回が評判のいい「素のボクスター」を味わう最初で最後のチャンス・・・かもしれないのです。これは迷います・・・。色やオプション以上に難題かもしれません。



さて、ポルシェセンターから帰る時に、ふと思い立ってS2000でさっきの試乗コースを走ってみました。

乗り味は、確かにこちらの方が硬く、コツコツとあたりがあります。エンジンもざらざら感があります(このエンジンのざらざら感は4万キロを超えたあたりから気になりだしたもので、最初は全く感じませんでしたが)。

しかし、ボディの剛性感ではほとんど遜色無く、シフトのフィーリングに至ってははこちらの方が好みです。

結果として、既に走った6万キロの距離と値段の差を考えればやはりS2000はすごい・・・と再確認しました。
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by akiyuki987 | 2005-12-17 23:48 | クルマ(ポルシェ)
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