S2000

初めてS2000を見たのは、当時乗っていたロードスターの中でした。



発売される4~5ヶ月ほど前でしょうか。誰かを待つ為に路肩にクルマを停め、ヒマだったので何気なくテレビをつけると「ホンダ50周年記念車」として、S2000がニュースで紹介されていました。

まさに「ひと目ボレ」でした。



その後、何度かディーラーに行くも、あまり情報はありません。時々掲載される雑誌のいくつかの情報を頼りに、結局、発売前に実車も見ずに予約しました。

発売は1999年4月。私が予約した時には既に「納車は半年~一年待ち」と言われていました。しかし、予想よりもキャンセルが多く、3ヶ月もしないうちに青いS2000がやってきました。

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この写真は、納車当日です。隣にいる黒いロードスターが、私の最初のクルマです。

実はこのロードスター、ATでした。MTに乗るのは教習所で乗ったトヨタマーク2以来10年振りです。最初はとてもおっかなびっくりでした。エンストもしました。が、心配はしていません。なぜなら「楽しかった」からです。「きっとそのうち慣れるさ」なんて思いながら、次の月曜日からさっそく片道40キロの通勤に使用しました。

走る、曲がる、停まる。そのひとつひとつの瞬間がとても楽しいクルマでした。



初めてサーキットを走ったのもS2000です。

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ここは鈴鹿のショートコース。ホンダのドライビングフォーラムに参加しました。

フル加速、フルブレーキ、スラロームや濡れた路面でのコントロール。もちろんサーキットも走ります。ショートコースと、本コースも。

「あのF1と同じコースを走っている」

それだけでわくわくしました。

後ろを気にせずに(←重要!)アクセルを全開できる気持ち良さ、4速9000回転180km/hのオープンエア、今でも忘れません。



プロのドライバーの同乗走行もありました。

スタートすると即全開。迫り来るコーナーに「はよブレーキ踏まんかい!」と心の中で叫んでいると、ドライバーはさらにシフトアップしてまだ加速します。「げっ!」と思った瞬間にフルブレーキ。「いきなりコースアウトかっ!?」と思いましたが勿論そんなことはなく、何事もなかったかの様にS2000はコーナーをクリアしていきます。

「こんなに速い速度でオーバーもアンダーも出ずに曲がるんだ・・・」

なんて考えていると今度はハデにドリフトも演じてくれました。コースを一周する間、半分くらいの時間でクルマの向きと実際の進行方向にズレがあるようなドライブです。まさに、「振り回して」くれました。

ショートコースをたった2周でしたが、その激しいドライビングにS2000のポテンシャルの高さとめまいを感じたのでした(クルマを降りた直後は本当にフラフラしてまっすぐ立てない)。



他にも色々とありました。初めての出来事、初めての場所、S2000をきっかけとした大切な人との出会い。

そして何より「マニュアルで駆るスポーツカーの楽しさ」を教えてくれました。



そんなS2000と、

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今日、お別れしてきました。

ちょっと悲しいですが、悔いはありません。感謝の気持ちをいっぱい感じつつ、気持ちを切り替えて次へ向かいます。
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by akiyuki987 | 2006-11-12 23:59 | クルマ(S2000)
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